トゥルク大学,トゥルク・サイエンスパーク,トゥルク市の地域経済開発機関(TADセンター,POTKURI),複数のベンチャー企業,トゥルク・ポリテクニーク,VTT,TEKEL,を対象にインタビューを行った.トゥルク大学では副学長,実際に起業経験のある教授を対象とした.サイエンスパーク運営会社であるトゥルク・サイエンスパークは現在,BioTurkuとICTTurkuという二つの部門を持つため,それらの母体であるサイエンスパークとそれぞれの部門に対するインタビューを行った.ベンチャー企業はバイオメディカル関連の企業を中心に,インキュベーション内にある企業,インキュベーションを巣立った企業それぞれへのインタビューを行った.ポリテクニークは,フィンランドにおいては大学と並んで重要な「実学志向の」高等教育機関である.ベンチャー企業の中にはこのポリテクニーク内にオフィスを構えるものもある.
これらのローカルベースの機関・企業に加えて,VTT(国立研究所)のMedical Biotechnology Depertmentが設置されており,バイオクラスターのますますの発展が期待されている.トゥルクにVTTが設置されたのは比較的最近であり,目立った成果を挙げるには至っていないが,トゥルク地域がこの機関の誘致を積極的に進めてきたことから,VTTに対する期待の高さが伺える.
TEKELは国内23箇所のサイエンスパークをネットワーク化すべく,1998年に設置されたフィンランドサイエンスパーク協会(TEKEL)である.今回の訪問の際,トゥルクでTEKELのディレクターである,Mr.
Kyosti Jaaskelainenにインタビューの機会を得たが,これは地域機関ではないため,他の中央官庁と同じところにまとめる.